主張・提言

Ramadan

昨日(5月6日日曜日)からイスラムのお祭り、Ramadanが始まりました。
ご存知の方も多いと思いますが、Ramadan の期間は一ヶ月続き、この間はムスリムの人々は昼食をとりません。(日の出前と、日の入り後のみ食事をとります。)

無宗教の私にとっては、とてもでありませんが理解不能のお祭りです。
1日三食とらないとやはり健康に良くないのではないだろうか。
お腹が空いた時にご飯が食べられないことは、本当にめでたい「お祭り」なのだろうか。
つい先日ムスリムの友達とフライドチキンを食べに行きましたが、初対面でもありこのようなことを深く聞き取ることに気がひけました。しかし気になります。

「無宗教だよ」っていうと、海外の大抵の人は真面目に驚くのが面白いと思います。
「神に信じていないなら、自分が死んだらどこに行くと信じているの?」なんて聞かれるのです。
死んだその先のことなんて考えたことがあまりない私は、こう聞かれると戸惑います。
死については一切考えないで、一生懸命に生きることだけに集中する、そんな生き方が私の宗教信者の友達にとっては理解不能なのです。

2012年のPew Research Centerの調査結果によると、世界人口のおおよそ16%のみが無宗教だそうです。
しかしNHKの1996年調査によると、日本では70%近くが自身を無宗教だと認識しているみたいです。
日本では無宗教が普通、むしろ宗教についてはそもそも関心が無い人が多いですが、これに関しては日本人は完全なる「マイノリティー」なんですね。

宗教に信じていないことは、恥ずかしがるようなことではないと思います。
「Ramadan中、日の出ている時間帯にものすごい空腹に襲われたらどうするのだろう」と想像するのも決して下品なことではないと思います。
とても素直な疑問ではないでしょうか。
ぜひ、この先宗教信者の方と仲良くなる機会があるのであれば、「無宗教」というアイデンティティに自信を持ちつつ、宗教に対する自分の意識を再確認してみてください。
きっと面白いと思います。

参考文献
https://www.pewforum.org/…/18/global-religious-landscape-e…/
https://ironna.jp/article/6821

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